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糖質制限に対する3つの勘違い [医食同源]



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日本で初めて「糖質制限食」を紹介した本を2005年に出版してから、

はや12年がたちます。当時は「異端の食事療法」でしかなかった糖質制限も、

年々大きな広がりを見せ、さまざまな書籍も刊行され、

メディアは糖質制限情報であふれるようになりました。

糖質制限食が健康常識として広まりつつあるのは、

名づけ親としても非常に喜ばしいことです。

けれど、この常識はまだまだ新しく、正しく認識されていない面があります。

そのため、誤ったやり方で糖質制限を行う人も多く、

「糖質制限で体の具合が悪くなった」と勘違いされるケースもあるようです。

そんな勘違いのなかでも、最も多いケースは以下の3つです。

「糖質制限は頭がふらふらする」

「糖質制限はやせすぎる」

「糖質制限は低血糖になる」

こうした誤解をしている人には、共通した誤りがあります。

それは、「カロリー(エネルギー)不足と糖質不足を混同している」ということです。

正しい糖質制限で、頭がふらふらしたり、やせすぎたり、

低血糖になったりということは起こりません。では、なぜ、

こうした症状を訴える人がいるのでしょうか。

その答えは簡単です。糖質制限のやり方を間違えて、

カロリー不足になっているからです。

もともと人類は700万年もの間、糖質が極めて少ない食事をしてきました。

食事の糖質を減らしても人体には問題ありません。

でも、必要なエネルギー(カロリー)は確保しなければならないのです。

糖質制限食を勘違いしている人には、「ただ主食だけ抜けばいい」と

思い込んでいる場合がよくあります。そして、

今までと同じ量のおかずしか食べないのに、ご飯やパンを抜くのです。

すると、それまでの食事に比べて、

ご飯やパンの分だけカロリーが足りなくなってしまいます。

これは間違ったやり方です。

正しい糖質制限食では、ご飯やパンなど糖質の多い食品を抜いた分だけ、

ほかのおかずを多く食べて、カロリーを補わなければなりません。

主食を抜くだけでなく、同時におかずを増やすわけです。

これを怠れば、カロリー不足になって当然です。

つまり、糖質不足のせいで健康被害が出たのではなく、

カロリー不足のせいで具合が悪くなっただけなのです。

・実践に当たっては「正しい知識」が不可欠

糖質制限食は日本社会の未来を明るくするでしょう。

病気を減らして健康寿命を延ばし、医療費削減によって財政を健全化し、

産業を活性化して経済力を向上させる可能性さえあると思っています。

ただし、そのためには糖質制限食を日本社会全体に

きちんと広げていく必要があります。それには、

正しい知識を持ってもらわねばなりません。誤った知識で始めて、

効果がなかったり健康に悪影響が出たりしてしまうと、

イメージダウンになって普及が遅れてしまうからです。

実際、私の見るところ、糖質制限ダイエットが流行して、

「糖質を減らそう」と考える女性が増えているのはよいのですが、

先述のように、とんでもない誤解をしておられる人が多いのです。

「糖質だけ減らせばいい」と、安易に考えてしまいがちなようですが、

ご説明したとおり、まったくの誤りです。

繰り返しますが、今までの食事から、単純にご飯やパンやイモなどを

抜いただけの食事をしてしまうと、カロリー不足になるからです。

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これは、正しい糖質制限食ではありません。

大事なことなので先ほど述べた要点をいうと、正しくはこうです。

「糖質の多い食品を抜き、その分だけたんぱく質と脂質を増やす」

この「たんぱく質と脂質を増やす」という部分が大事です。

さもないと、カロリー不足を起こしてしまうからです。

・「糖質制限は危険」の大きな勘違い

カロリー不足のせいでさまざまな不調が出ると、

それがあたかも糖質制限のせいだと勘違いされるケースがあるのは残念なことです。

テレビの健康番組で「糖質制限は危険?」などと言っている場合は、

正しい糖質制限実践者ではなく、カロリー不足に陥った人を

指していることがほとんどです。伝えるメディアの側も時として、

糖質制限の正しい知識がないか、勘違いしている場合があると言わざるをえません。

糖質制限ブームにともなって、ネットなどでもお手軽な糖質制限情報が

あふれるようになりました。きちんとした入門書などを読まないで

糖質制限を始めてしまうのも、勘違いが生まれる一因かもしれません。

これでは、日本社会全体に「正しい糖質制限」がなかなか広まりません。

私は糖質制限食を日本社会に紹介した張本人ですから、

正しい知識を普及する義務も、また、あるのだと思っています。

そうした思いもあり、今回『江部康二の糖質制限革命』を刊行しました。

もともと、糖質制限食は糖尿病の治療食として生まれました。

紹介した当初は大反対だった日本糖尿病学会も、

理事長が2015年から糖質制限を取り入れるなど推進派が増えています。

すでにアメリカ糖尿病学会は、

2013年から糖質制限食を正式な治療食として認めています。

正しい糖質制限食は安全な食事体系なのです。

そして、ダイエットのみならず、さまざまな病気の予防・改善や健康増進、

美容、アンチエージングなどにも効果が期待できます。

皆さまにおかれましても、ぜひ「正しい知識」をもって糖質制限を実践してください。


【東洋経済オンライン より引用】
http://toyokeizai.net/articles/-/168263



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