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健康食品に法令違反表示が多い理由 [医食同源]



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店頭で45品、インターネットなどの通信販売で80品の合計125品を購入。

そのうち84品、67%の商品に不適正な表示・広告があった、という結果です。

店頭購入分では17品で38%ですが、通信販売分では67品と、

問題がある商品が84%に達しています。

通信販売分ではパッケージの表示のみならず、

サイト上の広告も点検項目になっており、

より問題が見つかりやすかったという背景もあるでしょう。なお、

2品からは医薬品成分が検出され、都は販売中止と自主回収を指示しています。


調査は、法令違反の可能性が高いと思われる商品を選んで購入しているので、

これがそのまま市場の実勢を反映しているわけではないと思います。

けれども、探せばこれだけ高い割合で、表示・広告に問題がある商品が

出てくるということを示しています。

他の食品分野ではまず、考えられないことです。

 
どんな違反(あるいは違反の疑い)があったのか。最も多いのは、

医薬品医療機器等法(旧薬事法)についてでした。

医薬品のような効果効能をうたっているケースです。

アトピーのかゆみ・あせもの治療」「生活習慣病予防」

といった事例が示されています。

このように病名をあげて予防や治療をうたうことは、医薬品にしかできません。

また「大脳を活性化して女性ホルモン・成長ホルモンを促す」「鎮静作用」

脱毛抑制」という表示も不適正と判断されました。こちらも、

医薬品にしか許されていない「体に作用して変化させる働き」の表示

(リリースでは「身体の組織機能の一般的増強・増進を主たる目的

とする効能効果」と書かれています)をしているからです。

その食品を摂るだけで、他になにもしなくても効果があるような

誇大なイメージを与える表示も、健康増進法上はNG。

「集中力・記憶力の低下を防ぐ効果があると言われている」

「力強い肉体作り」「運動後の効果的なリカバリーが期待できる」

という事例があげられています。

「ついてしまった肥満成分を燃焼」「飲めば飲むほど『めぐり』が良くなり

お肌・体にもイイ事づくし」・・・いかにも?な文言ですが、

こちらは景品表示法上、表示を裏付ける合理的根拠がなく

優良誤認させる表示だとされました。

2015年度の調査でも126品中103品、

2014年度も125品中105品が違反または違反の疑いがあるとされました。

 
「どうしてこんなに違反が多いのでしょう?」。

調査を担当した都健康安全研究センターの薩埵真二・食品医薬品情報担当課長に

質問してみました。「消費者が健康食品を購入するのは、効果を期待してのこと。

企業はニーズに応えようと、法律ぎりぎりのところを表示しようとする、

それが時に行き過ぎてしまう、ということでは」という答えが返ってきました。

健康食品という商品の性格に根ざす問題と言えそうです。

不適正な表示・広告にひっかからないためには、

少なくとも①病気の治療・予防をうたうフレーズや

②「疲労回復」「免疫力向上」といった体への作用をうたうフレーズに注意し、

表示や広告の内容に根拠があるか、いったん立ち止まって考えてみてはいかがでしょうか。

情報収集には、東京都が開設しているサイト「健康食品ナビ」がありますし、

食品安全委員会も健康食品に関する情報を発信しています。

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【朝日新聞DIGITAL より引用】
http://www.asahi.com/articles/SDI201704143567.html



タグ:健康食品
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